プロフィール
谷藤友彦(やとうともひこ)

谷藤友彦

 東京都城北エリア(板橋・練馬・荒川・台東・北)を中心に活動する中小企業診断士(経営コンサルタント、研修・セミナー講師)。2007年8月中小企業診断士登録。主な実績はこちら

 好きなもの=Mr.Childrenサザンオールスターズoasis阪神タイガース水曜どうでしょう、数学(30歳を過ぎてから数学ⅢCをやり出した)。

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2014年02月14日

ミャンマービジネス基本情報(メモ書き)


ミャンマー

 「アジア最後のフロンティア」と言われているミャンマーについて、ミャンマー進出を検討中の中小企業を支援しており、ミャンマーを訪れた経験もある中小企業診断士の方からいろいろと情報を聞いたので、箇条書きベースでまとめておきたいと思う。

 ・インド、バングラディシュ、中国、ラオス、タイに隣接。約6,200万人の消費人口(2011年データ)を抱え、天然ガスや宝石(ルビー、翡翠)などの天然資源を持っており、経済取引が活発になっている。国民の平均年齢は26歳と非常に若い(日本は44.9歳)。

 ・輸出(8,977百万ドル)の大半を占めるのは天然ガス(3,666百万ドル、構成比40.8%)である。それ以外の品目としては、豆類、コメ、チーク、ヒスイ、ゴマ、堅木といった原材料系が目立つが、縫製品(695百万ドル、構成比7.7%)が多いのも特徴である。一方、輸入(9,069百万ドル)の内訳をみると、上位は一般・輸送機械(2,646百万ドル、構成比29.2%)、石油製品(1,592百万ドル、構成比17.6%)、卑金属・同製品(1,025百万ドル、構成比11.3%)となっている。
(※詳細は「JETROホームページ」を参照)

 ・日本との貿易は2011年から盛んになっている。日本からミャンマーへの輸出品で最も多いのは乗用車・トラックであるが、2010年は53.3百万ドルだったのに対し、2011年は219.09百万ドル、2012年は1,024.35百万ドルと急増している。これに対して、ミャンマーから日本への輸出品で最も多いのは衣類であり、2010年は182.95百万ドルであったが、2011年は342.58百万ドル、2012年は392.09百万ドルと、こちらも急増している。
(※詳細は「JETRO Yangon STYLE」を参照)

 ・街中にはとにかく縫製品のお店が多い。ショッピングセンターに行くと、1階は全部縫製品ショップになっている。お店で生地を買って、その場で仕立てもらうのが主流である。ただし、お店のサービスは必ずしもよいとは言えない。この中小企業診断士の先生が生地を買ったところ、大きな油染みがついていたので、ディスカウントを要求した。すると、店員からは”Washing”(自分で洗えばいい)という答えが返ってきたという。また、ミャンマーの人はよく「ヤーバーデー(大丈夫です)」と言うが、あてにしてはいけない。約束を守ってくれないことが多い。

 ・旧首都であるヤンゴンは、経済活動が最も盛んな都市である。街中には日本車があふれている。かつては、日本の中古車を中国を介して密輸入していたらしいが、最近は正規の取引で購入している。また、不動産価格が高騰しており、シンガポールを抜いて東南アジア第1位になった。自動車や不動産、電子機器の価格がバブル状態で、転売して利益を狙う人が増えている。数年前は、中古の日本車が600万円、携帯電話が50万円もしたという(ミャンマーの物価は日本の約10分の1。なお、現在は中古日本車の価格も100万円ぐらいに落ち着いている)。

 ・ミャンマーの識字率は100%近いと言われる。ただし、人口の約3割を占める135の少数民族の識字率が考慮されておらず、実態を反映していない可能性がある。また、近年は大学教育も盛んになっているが、大学を卒業しても就職できるのは医師・歯科医・エンジニアぐらいで、就職できずに街をぶらぶらしている卒業生も多いという。

 ・民間企業の賃金は非常に安い。「JETRO Yangon STYLE」には役職別給与水準が載っているが、例えばSales Staffの月給の中間値は80,000チャット、Office Staffの月給の中間値は85,000チャット、Unskilled/Hard Laborの日給の中間値は2,000チャットとなっている(1チャット=約0.1円)。2012年に最低賃金法が制定されたが、「最低賃金を守らなければいけませんよ」という定めがなされただけで、具体的な最低賃金の金額はまだ決まっていない。

 ・現在、外国人や外国法人はミャンマーの不動産を購入することができないため、ミャンマーに進出する海外企業は賃貸に頼るしかない。ただし、「コンドミニアム法」の整備が進められており、法案が成立すれば海外企業にとって大きなインパクトを持つ。

 ・他の東南アジアの国と同じく、インフラは脆弱である。水道水は絶対に飲めない。電気も頻繁に止まるため、発電機を備えている家が多い。インターネットも不安定。ヤンゴンの街には鉄道(環状線)が通っているが、電車は駅で止まらない。よって、電車に乗りたい人はタイミングを見計らって電車に飛び乗り、降りる時は自分のタイミングで電車から飛び降りるしかない。海外への送金規制がかかっており、ミャンマーのお金を国外へ持ち出すことができない(これは法改正中)。

 ・ミャンマーは八曜日制である(水曜日を半分に分ける)。ミャンマーでは、何曜日に生まれたかが非常に重視される。これは、曜日によって性格が決まると考えられているためである。

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