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【東京都荒川区】ビジネスプランコンテスト【賞金30万円】
起業・創業をめぐる3つの勘違いをまとめてみたい
【無料起業相談(東京)】荒川区創業相談窓口のご案内

プロフィール
谷藤友彦(やとうともひこ)

谷藤友彦

 東京都城北エリア(板橋・練馬・荒川・台東・北)を中心に活動する中小企業診断士(経営コンサルタント、研修・セミナー講師)。2007年8月中小企業診断士登録。主な実績はこちら

 好きなもの=Mr.Childrenサザンオールスターズoasis阪神タイガース水曜どうでしょう、数学(30歳を過ぎてから数学ⅢCをやり出した)。

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>>>@tomohikoyato谷藤友彦ー本と飯と中小企業診断士

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2015年10月07日

【東京都荒川区】ビジネスプランコンテスト【賞金30万円】


東京都荒川区ビジネスプランコンテスト

 荒川区では今年も「ビジネスプランコンテスト2016」を開催いたします。起業への熱意のある方のご応募を、区内外問わずにお待ちしております(私が所属する特定非営利活動法人エヌピーオービジネスサポート(NPO-BS)が後援しています。また、以前荒川区でNPO-BSが実施した創業セミナーにご登壇いただいた宮本直美様Coccoto Group猪熊真理子様株式会社OMOYAにもご後援いただいております)。

 ■応募資格:
 以下のいずれかに該当する個人・法人・団体(荒川区内に本社などがあり、下記のいずれかに該当する中小企業者を含むグループ)。
 1.創業予定者または創業後概ね5年以内の中小企業者。
 2.新事業展開(新分野進出)を予定している中小企業者、または新事業展開後概ね5年以内の中小企業者。

 ■各賞の紹介:
 ○荒川アントレプレナー大賞(賞金30万円)1件
 最も優れたビジネスプランに贈られます。
 ○荒川ウーマンアントレプレナー大賞(賞金30万円)1件
 女性起業家による優秀なビジネスプランに贈られます。
 ○オーディエンス賞(賞金10万円)2件
 ファイナルイベントの観客から一番多く投票数を獲得したプランに贈られます。
 ※該当者なしの場合もあります。

 ■ビジネスプランコンテスト参加特典:
 ①ブラッシュアップセミナー開催(ファイナリストのみ)
 ②オフィス賃料補助金が使える
 ③荒川区各種補助金拡充
 ④起業サポートスクール同時開催
 ※②③は荒川区内を事業本拠地とする場合(入賞者のみ、別途審査あり)

 ■応募方法:
 http://ara-con.tokyo/
 上記サイトよりエントリー用の事業計画書(Wordファイル)をダウンロードし、必要事項を記入の上、web [at mark] y-produce.com(※[at mark]を@に変えてください)までメール添付の上、送信してください。

 ■スケジュール
 ①エントリー募集期間
 平成27年10月1日(木)~11月30日(月)17:00締切(必着)
 ②一次審査(書類審査)
 12月上旬に審査会を実施。12月中旬頃、メールにて合否通知をいたします。
 一次審査を通過した方に、ブラッシュアップセミナーの受講、二次審査の案内を通知します。
 ③ブラッシュアップセミナー(一次審査通過者のみ)
 平成28年1月9日(土)、23日(土) 両日とも13:00-16:30(予定)
 ④二次審査(プレゼンテーション審査)
 平成28年2月2日(火)18:30-(予定)
 ⑤ファイナルイベント(発表会・表彰式)
 平成28年2月19日(金)15:00-18:00(予定)
 日暮里サニーホール コンサートサロン(ホテル ラングウッド4F)
 同日18:30-19:30(予定)交流会

 ■お問い合わせ先:
 ARA-CON2016事務局(荒川区ビジネスプランコンテスト2016)
 事業受託:株式会社Y-プロデュース
 〒231-0006 神奈川県横浜市南仲通3-35 横浜エクセレントⅢ5F
 Tel:045-319-6020(受付:9:00-17:00 月~金、祝日を除く)
 Mail:web [at mark] y-produce.com(※[at mark]を@に変えてください)

2015年07月06日

起業・創業をめぐる3つの勘違いをまとめてみたい


 日本は1991年以降、廃業率が開業率を上回る状況が続いている。特に、2000年代に入ってからは廃業率と開業率の差が大きくなっており、その結果として、中小企業の数が急激に減少している。2009年には約420万社あった中小企業は、その後たった3年間で約30万社も減少し、約390万社となった。これに危機感を抱いたのか、安倍首相は日本の開業率を現在の5%台から、アメリカやイギリス並の10%台に引き上げる目標を打ち出している。その影響で、我々中小企業診断士も、起業・創業を支援させていただく機会が増えた。今回の記事では、そういう仕事をする中で感じた、「起業・創業をめぐる3つの勘違い」をまとめてみたいと思う。

(1)競争戦略
 競合他社と明確に差別化するために、新規性のある分野へ参入しなければならないと考える人は多い。これは、起業を目指す人だけでなく、起業を支援する行政側にも見られる。例えば、国の補助金である「創業補助金」(起業時や起業直後の経費の一部を補助)では、審査ポイントの1つに「新規性」が掲げられている。安倍首相の方針に合わせて、都道府県や市区町村も独自に創業補助金を設けるケースが増えているが、やはり新規性が審査基準に入っている。

 確かに、競合他社と全く異なる戦略で成功すれば、シンデレラストーリーになる。シンデレラストーリーは解りやすいから、万人受けしやすい。しかし、シンデレラは1人しかいないのと同様に、そこまで明確に差別化された事業を最初から構想できる人はほとんどいない。また、仮にそういう人がいたとしても、アイデアが市場に受け入れられず、事業化しないケースが大半である。事業アイデアの目利きであるベンチャーキャピタルでも、90%以上の案件は失敗している。

 個人的には、そういうハイリスクの案件には責任が持てないので、あまり積極的には支援できない。また、そういう案件に税金を投入することにもやや懐疑的である。それよりも、既に市場があり、競合他社がたくさん存在する領域に参入する事業計画の方が安心する。その場合、大きな差別化を狙うのではなく、ちょっとした差別化をたくさん積み重ねるとよい。競合他社よりちょっとだけ使い勝手がよい、ちょっとだけ品揃えがよい、ちょっとだけ納期が速い、ちょっとだけ安い、ちょっとだけ店員のサービスがよい・・・その「ちょっと」を数多く作るプランを私は推奨したい。

(2)オペレーション
 ベンチャー企業は人手不足である上、早く黒字化しないとつぶれてしまう。そこで多くのベンチャー企業は、製品・サービスを標準化して、少ない人数で多くの顧客を相手にし、効率的に利益を稼ごうとする。製品設計や部品を共通化したり、サービスマニュアルを策定したり、ソリューションをパッケージ化したり、ITで効率的に販売する方法を考えたりする。

 ここで、標準的な製品・サービスを受け入れやすいのは大企業や一般人に限られること、さらに大企業や一般人は、信用度のないベンチャー企業を選択しないことに注意する必要がある。大企業は、自社業務を効率化するために、様々な企業から標準的な製品・サービスを導入する。その際、自社の業務が変な方向に標準化されることがないように、名もないベンチャー企業を避け、既に実績のある有名企業に頼る。一般人も同様である。一般人は自分の購買意思決定を効率化したいと考えるが、よく解らない企業から製品・サービスを購入しようとはしない。

 ベンチャー企業が相手にできるのは、中堅・中小企業や、新しい物好きの消費者が中心となる。こうしたターゲットは、標準化とは無縁である。中堅・中小企業は独自の価値観で経営されているし、新しい物好きの消費者は自分らしさを追求している。彼らに対して、標準化された製品・サービスというのは無力である。中堅・中小企業の経営のやり方に合わせたソリューションを組み立て、新しい物好きの消費者の特殊なニーズをくみ取って製品・サービスをカスタマイズしなければならない。要するに、ベンチャー企業は最初から楽をしようとするな、ということである。

(3)人材採用
 ベンチャー企業は慢性的な資金不足であるから、できるだけ少ない人件費で優秀な人材をかき集めたいと考える。ここでいう優秀な人材とは、様々なスキルを合わせ持った人材のことである。製品設計も製造も営業もマーケティングもクレーム対応もできる人がいたら、ベンチャー企業はもろ手を挙げて歓迎するだろう。しかし、そんな人が転職市場に出てくることはまずない。それほどまでに優秀な人を、既存企業が手放すわけがないからだ。

 ややトゲのある言い方になるが、ベンチャー企業に転職したいと申し込んでくる人の大部分は、既存の中堅・大企業には拾ってもらえなかった、何らかの”ワケあり”人材である。一部の業務はそれなりにこなせるが、それ以外の大半の業務については能力がないと考えた方がよい。

 例えば、法人営業担当を採用する場合、飛び込み営業には全く心理的抵抗はないものの、飛び込んだ後商談化する能力がない人が応募してくるかもしれない。また、商談までは持ち込めるけれども、自分で提案書が書けない人が応募してくるかもしれない。本当は、法人営業担当を1人採用すれば十分であるところを、飛び込みをする人、商談化する人、提案書を書く人といった具合に、3人採用しなければならない。ベンチャー企業はこの現実を受け入れた上で、飛び込みしかできない人が商談化や提案書作成ができるよう、採用後に根気強く育成する必要がある。

 起業する時には、将来の目標売上高に合わせて人員計画を立てるが、想定よりも多くの人材を採用しなければ、企業の業務は回らないと思った方が賢明である。当然のことながら、その分だけ人件費が必要となる。その人件費をカバーできる事業計画になっているかが重要だ。また、限定的な能力しかない社員を中長期的に訓練し、能力の幅を広げる計画も合わせて立案しなければならない。これらの点をおろそかにすると、経営者は社員に足元をすくわれる。

2015年07月01日

【無料起業相談(東京)】荒川区創業相談窓口のご案内


荒川区創業支援事業

 これから起業しようとする場合、周囲の色んな人に相談することがあると思うが、自治体が無料で相談に乗ってくれることは意外と知られていないと思う。かくいう私も、自分が独立開業する時に、そのような窓口サービスがあることは全く思いもよらなかった。しかも、そういう窓口相談員をやっているのは、私と同じ中小企業診断士が多い。診断士が同じ診断士を相手に、果たしてどんなアドバイスをするのか体験してみたかった。

 私が所属している特定非営利活動法人NPOビジネスサポートは、荒川区と共同で「創業支援事業」を行っており、事業の一環として、平日月~金に相談窓口を開設している。平日の都合がつかない場合は週末窓口相談、窓口へ出向くことが難しい方には訪問相談も行っている。サービスは全て無料なので、起業を検討している方は一度利用してみてはいかがだろうか?
下記「あらかわ創業ポータル」サイトよりお申し込みください。
 【無料起業相談(東京・荒川区)】平日窓口相談
 【無料起業相談(東京・荒川区)】週末窓口相談
 【無料起業相談(東京・荒川区)】出前窓口相談
 ■このようなご相談を承ります
 ・アイデアの整理
 ・ビジネスプランの作り方
 ・資金調達の方法
 ・官公庁への各種届出
 ・創業後の販促などマーケティング支援 など。

 ■窓口の開設日・時間
 毎週月曜~金曜 9:30~17:15(休憩12:00~13:00)

 ■場所
 荒川区役所本庁舎6F 経営支援課(荒川区荒川2-2-3)



 ■相談員のご紹介
logo 長谷川 猛(はせがわ たけし)
 ホテル旅館業界を専門に、販売促進や設備投資を主な業務とする株式会社エイエイピーグループに在籍すること約20年。そこで得た経験と実績を生かして、経営戦略の視点からの設備投資支援や、現場を知り尽くした上でのきめ細かな運営支援、販売促進支援が出来る。また、中小企業診断士として経営革新支援法の申請支援やビジネスプラン作成支援の実績も豊富である。

小沢智樹 小沢 智樹(おざわ ともき)
 中小企業診断士。大手市場調査機関での市場アナリストを経て独立、中小企業大学校「経営改善計画策定支援研修」修了、経営革新等支援機関(認定支援機関)中央ビジネス研究所株式会社代表取締役。アジア・オセアニア地域を中心とする海外展開支援、国内/海外事業におけるマーケティング戦略策定支援を主軸に活動中。荒川区創業支援相談員。

松原和枝 松原 和枝(まつばら かずえ)
 株式会社インスティル代表取締役。中小企業診断士。日本女子大学卒業。英国留学を経て三菱商事株式会社入社。食品のマーケティング業務に約10年間携わる。コンサルティング会社を経て2000年インスティル設立。これまで約150社の企業・個人事業主に対しデータに基づくマーケティング・コンサルティングを提供。行政機関での助成金審査委員、創業支援相談員を務める。専門分野:マーケティング。

上野可南子 上野 可南子(うえの かなこ)
 中小企業診断士・宅地建物取引主任者。横浜市立大学卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)入行。 1994年中小企業診断士資格取得後、経営コンサルタント業開業。小売業・飲食店・介護サービス業を中心として、創業支援や経営改革支援を行っている。さらにセミナー講師の他、商店街活性化支援も行っている。荒川区創業支援相談員。

日高嘉郎 日高 嘉郎(ひだか よしろう)
 中小企業診断士・社会保険労務士として、長年の中小企業支援の実績を生かし、創業者や中小企業経営者が直面する経営課題解決の支援に取り組み中。豊富な経験を通じたきめ細かな対応に定評がある。荒川区創業支援相談員。NPOビジネスサポート理事長。

甲方秀一 甲方 秀一(こうがた しゅういち ※週末窓口相談・出前相談のみ)
 中小企業診断士・ファイナンシャルプランナー(AFP)として約15年間、創業と資金調達を中心に支援を行う。企業経営の実務経験を生かしつつ行うアドバイスに定評がある。資金調達、ネットを通じた営業力アップなどが得意分野。荒川区創業支援相談員。

下記「あらかわ創業ポータル」サイトよりお申し込みください。
 【無料起業相談(東京・荒川区)】平日窓口相談
 【無料起業相談(東京・荒川区)】週末窓口相談
 【無料起業相談(東京・荒川区)】出前窓口相談





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